主な登場人物。

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CONTACH - 登場人物

■ 空山舜

34 歳、独身。給料の安い会社を辞めるに辞められず平凡な日々を送っていたが、25 年前の自分から送られてきた手紙を見てかつて情熱が蘇る。 カウンタックを買うこと。幼い頃の夢をかなえるため、ショボい人生とおサラバするため夢が再び動き出す。

現実はきびしく、カウンタックを手にするなんて夢のまた夢だったが、すがる思いでインターネットで検索し、見つけたウェブサイトが夢をかなえる足がかりになる。 意外とあっさりカウンタックを手に入れることになるが、それは誰にも負けない理由があったからだ。

アパレル系の OL である美奈子に惚れていたが、三ヶ月の求愛の末、結局フラれる。 美奈子は好きな人ができたとフェラーリに乗る男と去っていってしまう。 その後、カウンタックを手に入れた舜は高速道路にてこの男と再会(気づいたのは舜だけだが)。 オービスを巡るバトル(どちらがナンバーを撮影されてしまうか)に勝利する。

空山舜の伝説は始まったばかり。

「夢に…第二志望はないんだよ!!」
「すいません浦島さん。オレ…こいつの前ではコンコルドもかすんで見えます!!」
「走るのに…いちいち理由はいらねーんだろ!!」


■ 浦島竜童

カウンタックを譲るというウェブサイトを開いている老人。ロールスロイスを運転していたかと思いきや山奥に豪邸を構え、さらにはコンコルドやカウンタックをコレクションとして持つが、正体は不明。

人の驚く顔を見るのが大好きなので、舜の驚く顔が見たくて自家用車のロールスロイスを自ら運転していた。おそらく早乙女辺りはしょっちゅう驚かされているのだろう。

「クンタッシ!!」

■ 早乙女若菜

浦島龍童の美人秘書。年は 24 歳前後に見える。

25 年前のハガキを鑑定できたり、カウンタックの扱い方についてレッスンしたりと有能な秘書のようだ。他の浦島コレクションについても詳しいのかもしれない。

舜にカウンタックのレッスンをしている途中にシンちゃんとのバトルに巻き込まれ、 浦島に迷惑がかかるため止めようとしたが半ば呆れ果てて傍観することに。 レッスン終了後はマニュアルと名詞を渡して別れた。

「まさに"文化遺産級"のドリフトですね」


■ シンちゃん

フェラーリ 360 モデナを愛車とする軟派な男。通称フェラ男。舜が惚れていた OL 美奈子を舜の目の前で奪い、「ゴメンね〜負け犬君」と罵り去っていく。

しかし次に登場した時は助手席の女が違う女に替わっていた。本人曰く、愛車以上の女はいないということなので、今の女とも遊びなのだろう。

高速道路の料金所で見かけたカウンタックを獲物とする。舜が乗っていたことには気づいてなさそうで、舜のことを覚えているのかも不明。すでに忘れているのだろうね。

獲物にしたカウンタックをオービスに引っ掛けようとするが、逆に上手いことやられて一ヶ月後に警察から連絡が行くことになる。

「ゴメンねェ〜〜負け犬君」

■ 助手席の女

フェラーリの助手席に乗っていた女。何を言ったらシンちゃんがキレるのかをすでに熟知しているため、付き合いは長いのかもしれない(美奈子は二股かけられていたのかも)。

夢中になってカウンタックにしかけるシンちゃんの興味を自分に向けようと身体を張るが、片手で弄ばれる。

■ 美奈子

アパレル系の OL。空山舜とかいうショボい男に付きまとわれていたが、他に好きな人ができたのでそっちに走る。キスもさせずに振ってやった。

お金持ちの男に弱そう。シンちゃんには遊ばれていたようだ。


■ 滉一

昔、舜が走り屋だった頃の仲間。茶髪にスカジャン。

舜と同じく走り屋は卒業していたが、若い走り屋たちがやられていった話を聞いて黙っていられなくなり挑戦する。しかしあっさり同じ目に遭った。

奥多摩の峠の下りのコーナーが仲間内で一番得意だった。まさかそれから 10 年後、そのコーナーに激突することになるとはは夢にも思わなかっただろう。

走り屋の頃の車 R32 GT-R は妻の願いで廃車にしていたが、マメに整備している。ガソリンスタンドで偶然出会ったコルベットの女とこれでバトルをしようとしたが、舜の説得により家族の元へ戻る。

■ 友子

滉一の奥さん。五年前にできちゃった結婚をした。

走り屋は危険なので滉一に GT-R に二度と乗らない約束をさせていた。

■ 笑美理

滉一の娘。ツインテール。

■ コルベットの女(名前不明)

奥多摩の峠の走り屋たちをクラッシュさせまくった C5 コルベットの運転手。

もう見るからに凶暴そうで、言葉遣いも荒い。コルベットにはファイヤーパターンがペイントされていたが自身の下腹部(へその下)にもファイヤーパターンのタトゥーがある。へそにはピアス。

自分のコルベットがナンバー 1 だと思っており、他の車はゴミだと思っている。そのためか他の走り屋たちをクラッシュさせてきた。本人は「死んでないなら別にいいじゃん」としらっと言ってのける。

「ケンカ売ってんのかよテメー!」
「面白いね。拳でも車でもうけてたつよ!」
「死んでねーなら別にイイじゃん」
「"走る"のにいちいち理由がいるのかよ!!」