2004年10月10日

#005 “闘牛”の実力

フェラーリに追い詰められた舜=カウンタックの秘策とは!?

高速道路でのカウンタックとモデナのバトル。時速 190 km で走るカウンタックの後ろをモデナはぴったりと位置取り、あおり続けている。この先には強力なオービス(速度自動取締機)がある。舜が乗るカウンタックをオービスの餌食にしようというのだ。

「おもしれえー!」挑発に乗ったのかスピードを緩める気配がない舜。この先に待つオービスはループコイル式オービスであるため、レーダー探知機でも見つけることは不可能。舜はオービスのタイミングや撮影ポイントの位置を早乙女に質問する。まだ名義変更をしていないため捕まれば浦島に迷惑がかかると言う早乙女だが、舜はまるで聞く耳を持たない。呆れてしまった早乙女はため息をつきつつも、カメラの 30 m 手前で速度計測、10 m 前で撮影らしいと答えるが、聞いた話なので確証はなかった。

未だ時速 190 km をキープ。「こんな速度で捕まれば…チョー悪質ドライバーとして警察も容赦しねーぜ! 赤キップ刑事手続処理略式裁判で…相当な罰金になるだろうな! おまけに前科も残るぜ! さあー長い直線も終わりだ! 真っ赤なフラッシュに染まれ“黒い闘牛”!」シンちゃんは勝ちを確信している。

しかし。3 カウントでタイミングを計り、加速。ここで加速するとは一体どういうことか? そう思った矢先に左へスピンしていくカウンタック。オーバースピードでスピンしたのか? スピンではない。アクセル全開からの左足でのブレーキ。舜はブレーキングドリフトを決めたのだ。シンちゃんが気づいた時には遅かった。オービスはモデナのナンバープレートをバッチリ撮影し、カウンタックはそのモデナの影にうまく隠れる形となった。そのオービスのかわし方に早乙女も思わず称えた。

パーキングエリアにて最後の基礎レッスン。バックでの駐車、カウンタックリバースの練習。カウンタックの後方視界があまりに悪いため編み出された技で、ドアを開けサイドシルに腰掛けた状態で上半身を外に出し、後方確認しながらクラッチとアクセルを操作する。上手く停車させることができた舜は晴れてカウンタック乗りの仲間入りとなった。その響きにジーンと来る舜。その後、日本語訳つきのオーナーズマニュアルと早乙女の名刺をもらい、レッスンは終わりとなった。「カウンタックのことで何かわからないことがありましたらいつでも連絡して下さい」という早乙女の言葉が頼もしくてありがたい。

一ヶ月後、シンちゃんの元に警察からの呼び出し通知が届いたのは言うまでもない。

シンちゃんは終始よいキャラであった。オチまでつけてくれた。先週、扉絵で自慢のモデナを紹介してたけどもうバトルは終わってしまった。これはぜひ再登場に期待だ。街を走るカウンタック。あっ、あのカウンタックは。このやろーこの前の恨み今日こそ晴らさせてもらうぜ。あーあ、またシンちゃんの悪いクセが始まっちゃった(前と違う女)。このパターンならいつでも再登場させられる。シンちゃんはカウンタックの持ち主が舜とは知らないしたぶん負け犬君の顔なんて忘れているだろうから、車以外ではなかなか交流しそうもないかな。

初バトルと基礎レッスンは終わったし、車庫とか維持費とか、維持の問題について解決していく話になりそうですね。

あとそろそろリンクぐらい修正しなければ。

Posted by iloverock at 2004年10月10日 23:04 | TrackBack
Comments

Religion is an illusion of childhood, outgrown under proper education.

Posted by: Glofus at 2005年04月19日 22:17
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