2004年11月17日

#010 Z06 の潜在能力(ポテンシャル)!!

譲れない…真っ向勝負!!

「走るのに…いちいち理由はいらねーんだろ」

コルベットの女との待ち合わせ場所に現れた舜。相手は別に誰でも構わないが遅すぎる、とコルベットの女。それに対し、ガソリンスタンドへ寄って来たと言う。さっき入れたばかりなのに何をしに行ったのか。答えは軽量化。先ほどは満タン入れたので、スピードが出せるようガソリンを抜いてきたのだ。

「軽量化ってわけね、面白いじゃん…もしアンタが勝ったら何でも言うこと聞いてやるよ! そのかわり…アンタが負けた時は、そのカウンタックを売っぱらって…コルベット乗りになってもらおうか…? ついでに C5 エンブレムのタトゥーも入れてもらおうかね」無茶な要求をしだすコルベットの女。えっと戸惑う舜をよそに、コルベットの女は高笑いを始める。冗談なのか本気なのか。

その頃、滉一は病室の窓から外を眺めていた。奴のコルベットはただのコルベットではなかった。C5 ラインナップ中最強 405 馬力の Z06 パッケージ。そしてタイヤはドラッグスリック。GT-R でもカウンタックでも、直線で奴を抜かすことはまず不可能。全てをコーナリングにかけるしかない。しかも車のコーナリングフォースを最大限有効活用したギリギリのグリップ走行が必要だ。

バトルのスタート地点にてエンジンをかける。コルベットはバーンアウト中だ。通称日出山峠の入り口、美影橋。昔もよくここからスタートしたなぁと昔を思い出す舜はカセットテープを用意する。不意にクラクションが鳴り、コルベットの女がスタートを急かす。合図は飲み物の缶。少し無茶な走りをするけど仲間の意地を守るために堪えてくれカウンタック。スタートの合図が鳴ると同時にカセットをセットした。

スタートダッシュはコルベットが上。「Z06 のロケットスタートはランボもフェラーリも目じゃねぇーんだよー!」コルベットの女は強気に先手を取る。対し舜は、音楽に合わせて口笛を吹きながら飛ばしていく。
限界ギリギリのグリップ走行はドリフト以上に難しい。一瞬たりとも気が抜けない。しかし、バーンアウトに視界を奪われたら集中力が乱されギリギリのコーナリングなんてできない。勝ち目はなかったのか…滉一は外を眺めていた。

コルベットの女はコルベット軍団が作りたいんでしょうか。だから走り屋に勝負をしかけて良さそうな人材を探していたのです。…まさかな。これに対して特に舜は返事していないので反故するんでしょうかね。結局は舜が勝つと思うんで。

舜が勝つ方法ですが、スレの方でも予想されてた「舜は走り屋時代にあのテープを聴きながら走っていたので視界を奪われても音楽で自分がどこにいるかわかる」というのがやっぱり最有力でしょう。この予想出るの早すぎた。えっネタバレ? と思うぐらい信頼性がある予想でした。実は音楽は何の関係もなかった、とかだったら凄いけどね!

カウンタックとコルベットの比較↓

シボレー・コルベット(C5)Z06
全長 4564 mm / 全幅 1869 mm / 全高 1227mm
ホイールベース 2654 mm / 重量 1415 kg
エンジン V8・OHV(LS6) / 405 馬力@6000rpm
(最大トルク)400 lbs / ft.@4800rpm
総排気量 5.7 リットル
ランボルギーニ・カウンタック LP400
全長 4140 mm / 全幅 1890 mm / 全高 1070mm
ホイールベース 2450 mm / 重量 1320 kg
エンジン V12・DOHC / 375 馬力@8000rpm
(最大トルク)36.8 kg-m@5500rpm
総排気量 3929 cc

来週の扉絵でコルベットの女が「これがあたしのコルベットだ。覚えとけ!」とか言ってくれると期待してたのに、もうスペック出ちゃった!

Posted by iloverock at 2004年11月17日 01:35 | TrackBack
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