2004年09月10日
#001 25 年前の夢
今週号からスタートのカウンタック。普通に面白かったです。
帰宅後、母親から電話がかかってくる。差出人が空山舜の手紙が送られてきたと言う。気味が悪いので確認して欲しいと舜の家に送ったということであった。後日中身を確認すると、それは 25 年前の自分が 25 年後の自分に送った手紙。それには少年の舜の夢が書かれていた。
「一生懸命働いて社長になり、大好きなスーパーカー『ランボルギーニ・カウンタック LP 400』を買いたい」
当時を思い出し懐かしむが、ふと我に返る。現実の自分は高校卒業後上京し、28 歳の時に父親が倒れるまでフリーター、そして給料もショボい四流会社に就職。3 年前から辞めようと思いつつも辞められないまま 34 歳を独身のまま迎えていた。24 歳の時に車を買い走り屋になっていたこともあったが、車を手放したのが運の尽き。「ショボい人生でゴメンな…」舜は 25 年前の自分に懺悔し、涙するのであった。
翌日から舜は 25 年前の夢をかなえるため動き出す。しかし現実は甘くはなかった。外車情報誌に載る LP 400 はたったの 2 台で売約済み。LP 400 はわずか 150 台しか生産されず、希少なモデルだった。しかし舜は諦めずに行動する。
「夢に第 2 志望はないんだよ!!」
すがる思いでインターネットで情報を集めていると、「ランボルギーニ・カウンタック LP 400 を欲しい者に譲りたい」というウェブサイトを発見する。条件は欲しい理由を教えること。舜は半信半疑ながら誰にも負けない理由を指定のアドレスへ送信する。そのまま眠ってしまった舜だが、1 時間後に返信がきていた。なんと舜の理由が眼鏡にかなったというのである。その理由の証拠の手紙を見せてくれれば LP 400 を観せるという内容だった。
ただのいたずらだと半信半疑ながら指定の場所で待つ舜の前に、高級車ロールスロイスが停車する。現れたのはなんと美女だった。
あらすじそのまま書いたらめちゃ長くなってしまったけど、簡潔に表すと「人生負け組な主人公の舜が 25 年前の夢『社長になってカウンタックを買いたいこと』をかなえようと動き出したんだけど現実はキビしくて、ネットで見つけたサイトに『カウンタック譲ります。条件は欲しい理由を教えることだよ』って書いてあったから理由を送信したらなんとお眼鏡にかない、指定の待ち合わせ場所に待ち合わせてたらロールスロイスから綺麗なお姉さんが現れた」ということである。主人公の設定が生々しい。
LIVE や SWORDBREAKER では、第 1 話から無敵の未成年という凶悪なヤンキーが現れて好き勝手するのだけど、今回はそんなものは登場せず、割と予想外だったように思われる。僕も絶対出てくると思ってた。予想に反して真面目な内容だったという声も聞くけど、梅澤先生はいつだって真面目だと思います。
1 話目であっさりカウンタックを手に入れかけてるんですが（キビしいのか甘いのかどっちなんだ）、やはり一筋縄ではいかないと思います。カウンタックの次のページを見てみましょう。来週号の予告が載ってるんですが、内容は「美女に連れられてきた山奥で見たものは…！」というものです。なんで山奥なんだよ！？ 予想不可能。山奥で舜が試されていくんでしょうか。実は条件はいっぱいあったのです。これから 1 週ずつ舜はその条件をこなしていきます。ってまさかそんなわけないわな。山奥と聞いたら「修行」ぐらいしか思い浮かばないです。
「�疚喚爐法賃� 2 志望はないんだよ!!」このセリフにシビれました。あと舜が昔の自分に謝るところ。ジーンときた。
Religion is an illusion of childhood, outgrown under proper education.
Posted by: Glofus at 2005年04月19日 22:17